第一回　　祐一は結局誰のもの？　もういいから決めちゃおうよ　大会

　ギャグです。誰が何と言おうとギャグです。冗談が分かる人のみ、これからを読んでください（泣）。

　　　　　　　ぱっぱぱぱぱっぱっぱぱ〜（ファンファーレ）

佐祐理：「第一回『祐一は結局一体誰のもの？　もういいから決めちゃおうよ』大会！」

　　　　　　　わー、どんどん、ぱふぱふーーー

佐祐理：「あはははー。というわけでいよいよ始まりました、略して『祐決め大会』。ストーリーに関係なく、
　　　　　さっさと祐一さんが誰のものか決めてしまおうという、実に強引な企画ですねー」

　祐一：「ちょっと待った！　俺はそんな事聞いて……」

佐祐理：「祐一さん。秋子さんから甘くないジャムを借りてきたんですが、欲しいですかー？」

　祐一：「いえ。何でもありません（泣）」

佐祐理：「あははー。そういう祐一さん、好きですよ」

　あゆ：「うぐぅ。佐祐理さん、どさくさに紛れて……」

　真琴：「あうー。祐一は真琴のものなのに」

　　栞：「違います！　祐一さんは私のものです！」

　香里：「ほー。栞の癖に私から祐一を奪う気？」

　　舞：「……祐一は弱い私を守るって言ってくれた。信じてる」

　美汐：「まったく。そんな酷な事はないでしょう」

　名雪：「うう。祐一は私のものだもん」


　そりゃ、確かに名雪さんはずっと祐一を待っていましたけど。


佐祐理：「さあ、というわけで大会を始めましょう！」

みんな：「「「「「「おー！」」」」」」」

佐佑理：「の前にまず、競技を決めないといけないんですね」


　　　　　　　　ズル


　香里：「ちょっと、まだ決まってなかったわけ？」

佐祐理：「あははー。準備期間が短かったんです」

　美汐：「では、競技を決める所からですね」

　名雪：「はいはいはーい。かけっこ」

　香・美「「却下」」

　真琴：「あうー。真琴はかけっこでも自信あるのに」

　あゆ：「ボクもちょっとは自信あるよ」


　それは食い逃げの足か？　あゆ。


　香里：「やっぱりこういうのは試験で決めるべきよ。試験で一番良い点を取った人が祐一と……」

名・真・あ・栞：「「「「却下」」」」

　香里：「なんでよ！」

　美汐：「私はそれでも勝てる自信はありますが」

　香里：「ほー。美汐ちゃんは一つ上の学年主席の私に勝てると？」

　美汐：「ええ。しょせんは『過去の栄光』ですから」

　香里：「へー」


　　　　　　　バチ×バチ


栞：「うう。怖いです」

祐一：「美汐ってあんな性格だったのか？（汗）」


　　　　　きっと、そういう性格だったんでしょう。


佐祐理：「皆さん、自分の得意な分野に持って行きたがってますねぇ。
　　　　　ねー、舞。舞は何が良い？」

　　舞：「……こういうのは、古来よりの伝統が必要。……剣道が良い」

名・栞・真・あ・香・美：「「「「「「却下」」」」」」

　祐一：「うわ。ほぼ全員」

　栞：「何が伝統ですか！　剣道なんて舞さんが一番有利じゃないですか！」

　真琴：「そーよ、そーよ。舞が一番有利」

　あゆ：「ボク剣道した事ない」

　美汐：「剣道なんて、そんな酷な事はないでしょう」


　名雪：「かけっこ、かけっこ」

　香里：「ちゃんと学科試験で決めるべきよ」

　　舞：「……剣道」

佐祐理：「あはははー。皆さん落ち着いて」

　名雪：「かけっこ」

　香里：「試験」

　　舞：「剣道」


佐祐理：「（ぽんと手を叩く）
　　　　　じゃ、こうしましょう。７人で祐一さんの体を引っ張ってもらって、それで取り合うという事で」

　名雪：「祐一は私のもの！」

　栞：「違います！　私のものです」

　　舞：「祐一は私を守ってくれるって言ってくれた。信じている」

　真琴：「あうー。真琴だって、祐一と結婚したんだもん」

　あゆ：「うぐぅ。ボクだって、祐一くんの初恋の人だもん」

　香里：「私を受け止めてくれるのは祐一しか居ないのよ！」

　美汐：「祐一さんのおかげで、今の私があります。負けません」

佐祐理：「それではいいですか？　それではせーの」

　祐一：「ちょっと待った！　そんな事をすれば、俺の体が千切れる！（泣）」

佐祐理：「あははー。大丈夫ですよ。（こっそり）大岡越前を知らないんですか？　愛があれば、痛がる祐一さんを
　　　　　　見て、さっと手を離します。それで、一番早く離した人が勝ちという事で」

　祐一：「愛があれば、する前に気付いてくれんじゃないのか？」

佐祐理：「それではいいですか？（祐一の発言は無視）　スターート！」



　祐一：「うわぁぁぁぁぁぁぁ」


　　ぐにゃぁ


　名雪：「ゆういちぃ！」

　　栞：「祐一さん！」


　　ぎしぎしぎし


　　舞：「…………祐一」

　真琴：「祐一！」

　あゆ：「祐一くん！」


　　ぎしぎしぎし


　祐一：「痛い、痛いイタイイタイ」

佐祐理：「祐一さん。もうちょっとの辛抱です」


　　ぎしぎしぎしぎしぎ


　香里：「祐一は私のものよ！」

　美汐：「負けません！」


　　ぎしぎしぎしぎし


　祐一：「ぐ、ぐぁぁぁぁ」

佐祐理：「……………」

　祐一：「ぐぁーーーーーー」


　　ぎしぎしぎしぎしぎしぎしぎしぎしぎしぎしぎしぎし


佐祐理：「……うぅ。皆さん、ストーープ！」

みんな：「「「「「え？」」」」」

佐祐理：「ダメです！　やっぱり、佐祐理には祐一さんが痛がる事はできません。さあ、祐一さん、
　　　　　早く病院に行きましょう」

　祐一：「あ、ああ」

　そうして、佐祐理さんは祐一の手をとってどこかに立ち去りました。


みんな：「あ！」

舞：「……佐祐理。ずるい」




　ちゃんちゃん

　どうも。皆さんお初です。１２式戦爆です。

　Shadow MoonさんのSSに触発されて、私も書いてみました。さて、元ネタが分かる人が何人いるのか、非常に楽しみです（笑）。
　では、これからもよろしくお願いいたします。


　　　　　　　　　　　　　　　　１２式戦爆

Shadow Moonより

１２式戦爆様、２万ｈｉｔ記念ＳＳ、たいへんありがとうございました。
とても笑わせていただきました。　大爆笑です(笑)。
みんな自分の得意分野で勝負しようとするは、牽制しまくるは、一歩も引かないは、
最後に佐祐理さんは、ちゃかりちゃんしてるは。
『やられたっ』って感じです(爆)。
これからも、とても楽しいＳＳ、期待していますね。


戻る　　掲示板